【原因別】キャットタワーを掃除するポイントまとめ

キャットタワーのお掃除

猫ちゃんの健康のためにはキャットタワーの定期的なお掃除が欠かせません。飼い主の皆さんは、ふだんどんなふうにキャットタワーの掃除をしていますか?ついつい、ほこりが溜まりやすく、掃除を始めたとしても、意外に面積があるので大変だったりします。

今回のキャットタワー研究所では、そんな飼い主様が少しでも効果的にキャットタワーを掃除するポイントをお伝えします。

キャットタワー掃除のポイント

  • ホコリ、ネコの毛はまとめて取りたい
  • 嘔吐物、唾液は、パックする
  • ダニ、ノミ、細菌→天日干し、スチームアイロン、燻蒸剤の利用

猫の毛をまとめるには「固めのスポンジ」がおすすめ

キャットタワーの定期的な掃除は、毛とホコリ取りが大切です。掃除機で吸い、高い所は、ワイパーの高所用タイプを使うと便利です。

ただしモフモフしているキャットタワーですと、猫の毛がなかなか吸えません。掃除の最初に、掃除機で吸うのではなく、擦って毛やホコリをまとめてから吸うのが効果的です。手で擦るより、滑り止めのイボイボが付いた軍手やマイクロファイバーで擦る方が良くまとまるという意見もありますが、筆者が色々試した結果、最も良く取れるのは「固めのスポンジ」です。

これは掃除用に作られたものではありませんが、キャットタワーの掃除には有効です。多少スポンジがボロボロになるので、何回か使って交換するイメージです。
弊社ではこのスポンジにギザギザ加工をほどこして、持ちやすいケースに入れた「ケトリンのたまご」を販売しています。ぜひご検討ください。

液体系汚れはパックする

次にちょっと厄介なのは、キャットタワーの上で猫が吐いてしまったり、モフモフを口に入れたりして唾液が付いたところの掃除です。液体の汚れなので、もう一度濡らさないと取れにくいですね。赤ちゃん用のウエットティッシュ(おしりふき)とお湯か中性洗剤で2分ほどパックすると効果的です。

アルコールで色落ちする布や毛布もありますので、見えにくい所で試してからにしましょう。濡らしたところは、ドライヤーでしっかり乾かさないと次のダニの温床になります。

ノミ・ダニ対策

時々やらないといけないのは、ノミ・ダニ対策の掃除です。人間の布団と同じで、ノミ・ダニ対策には、天日干しが良さそうです。ただし、ウレタン(スポンジ)を使っているキャットタワーは、太陽の紫外線でウレタンが分解される可能性があるため、おすすめできません。

手間がかかりますが、スチームアイロンも効果的です。高温の蒸気によってノミ・ダニの死滅が期待でき、臭いも軽減できます。合成繊維の毛布の場合は、あまり高温を使わないことと、後で濡れたようになった場合は、しっかりと乾燥させることも大事です。また、紙管タイプ(爪とぎやモフモフの下は紙管やMDFが多いです)は、スチームアイロンで接着剤が解けるなど、強度に影響することもありますので、念入りにやりすぎないように注意したほうが無難です。

殺虫剤に抵抗のない人は、燻蒸剤を使うのも合理的です。アース製薬株式会社の「アースレッド」とレック株式会社の「バルサン」に含まれている成分では正しい使い方であれば、猫には悪影響はほぼなく、メリットの方が多いと考えています。

この2社からも色々なタイプが出ていますが、強力タイプとかPROと銘打ったものは、特にゴキブリに対して強くしている(d・d-T-シフェノトリンを追加している)ので、あえて高価なものを使う必要はないと考えられます。

キャットタワーがすっぽりと入る、特大ポリ袋が売っていますので、その中で燻蒸するのがおすすめです。もちろん人間と同じで猫も別の部屋に避難して使いましょう。燻蒸が終わったら、ノミ・ダニの死骸を掃除機でしっかりと吸い取りましょう。

以上、キャットタワーの掃除について、ポイントをまとめました。掃除という観点だけで見れば、モフモフタイプよりも木製の方が衛生状態を維持しやすそうです。弊社の「moftechにゃんこタワー」は、衛生面も考慮して木製にしています。いずれにしろ、キャットタワーは、室内に置きますので、猫と人間両方の健康のためにも、清潔にしておきたいですね。


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