インテリアとしてキャットタワーを選ぶコツは?

 

キャットタワーを選ぶとき、お部屋の雰囲気とマッチするかは気になるポイントですね。タワーを買ったけれどもどこか部屋の雰囲気と違いすぎて納得がいかない方もいらっしゃるかもしれません。

今回のキャットタワー研究所では、インテリアの視点からお部屋にあったキャットタワーのコーディネート方法についてお伝えします。

キャットタワーとインテリアのポイント

  • 色にこだわる
  • 素材にこだわる
  • タワーにこだわらない

お部屋にあった色にこだわる

キャットタワーの色は、飼い主様の好みで決めて結構です。

なぜなら、猫はほとんど色が識別できていないからです。色覚の細胞レベルで考えたとき、人間はRGB(Red,Green,Blue)の3種類の細胞を持っていますが、猫にはGBの細胞しかありません。しかも人間に比べて、かなり細胞の密度が少ないので、精緻な色の違いは分からないと考えてよさそうです。いつもサングラスを掛けているような状態ですね。「このピンクは嫌にゃ!」とはなりませんので、安心して飼い主様の好みでお部屋のインテリアに合わせて決めてしまって良いでしょう。

さて、人間にとって、キャットタワーは「家具」ですから、他の家具やインテリアとのバランスが重要になります。寒色と暖色とモノトーンと大きく3種類に分けて考えたとき、キャットタワー以外の他の家具と似たような色で統一感を持たせるか、反対色を使ってコントラストを持たせるかといった方法があります。カーテンや、ベッド、ソファーなど、面積の大きいインテリアとの相性を第一に考えて選びましょう。

インテリアの概念からは離れますが、猫との色合わせも面白いかもしれません。ロシアンブルーの猫ちゃんにグレーのキャットタワーや、黒猫ちゃんに白のキャットタワー(こまめな抜け毛の掃除は必須ですね)も、SNS映えしそうですね。

ホームセンターなどで販売されているキャットタワーは、全体に毛布などが貼られており同じか、柱と板の部分でツートーンだったりすることが多いと思います。

ワンポイントならば、爪とぎを反対色にしたり、異なる色の布を上から貼ったりするとアクセントになります。もともとの爪とぎや布をはがすのではなく、上からタッカーで留めると失敗しません。 

異素材と組み合わせる

ちょっと高度ですが、違った風合いのものを組み合わせるとずっとお洒落なインテリアになります。
異素材の組み合わせで代表的なものは、木とタイル、布とアクリル、布と革といったものです。
木製キャットタワーにタイルを貼ってみる。

布張りキャットタワーの上に、透明なアクリルの板を置いてみる。

布張りキャットタワーに、革やコルクのマットをひいてみる。
布と布の組み合わせでも、レースを巡らせるだけでインテリアとしての雰囲気は変わります。
異素材の組み合わせは、「つるっとした物とザラザラしたもの」や、「オーガニック(有機的)なものと無機質なもの」というような、反対の性質のものを試してみてください。

タワーに猫以外のものを載せてみる

もっと気軽に楽しみたい場合は、キャットタワーを飾り棚として使ってはいかがでしょうか。キャットタワーには猫様のもの以外を置いてはならないというルールはありません。キャットタワーは一種の棚ですから、猫の導線の邪魔にならない場合は、そこに本や、フェイクグリーンなどを置くとインテリアとしてお部屋になじみます。

人間にとっては非常に器用に感じますが、猫の足場さえあれば、落とさずに登っていきます。

ただし、ガラス製のものや本物の鏡など、危険なものは避けましょう。本を置く場合は木製か樹脂製のブックエンドを使いましょう。猫様に邪魔だと思われたらきっと落とされます。

以上、キャットタワーとインテリアについてポイントをまとめました。キャットタワーはそれなりに容積がありますから、お部屋の雰囲気づくりには重要なアイテムになります。タワーを置いたら、友達を部屋に呼べなくなった、というのは非常に残念ですから、お洒落で自慢のインテリアのお部屋にまとめたいですね。